ちょこっと行って来る温泉


    No.2 青根温泉 じゃっぽの湯 



     そんな訳で・・・温泉巡り、第二弾であります。
    仙台市青葉区山奥字谷底の住人の私としては、青根温泉なんて言うのは気分的には自分家の裏庭みたいな物で、それこそぶらりと、ちょっと言って来らぁー・・・と言う感じの場所であります。
    で、どのくらいの距離なのかと言うと、往復でぴったり100キロでありました・・・これを、ちょいと行ってくらぁ、と言うかどうかの感覚の違いについての異議は、受け付けていません。
    まあ、緑豊かな山道・・・と、言っても良い道路ですよ・・・そこをのんびりと走って1時間ちょっとであります。
    ずーっと積雪地帯なので冬はちょっと危ないと言える道ですが、新緑の頃から紅葉まではすばらしい道です。
    真夏でも仙台市内よりも4〜5度も低いので、エアコンなんか止めて、窓を開けてオゾンいっぱいの空気を吸いながら行くのが良いと思います、ょ。

     この温泉は2006年の春の完成で建物も新しく、遠目に見ても夜目に見ても、ああっ、これは温泉であるな、と分かる立派な代物であります。
    で、今は寂れに寂れた青根温泉でありますが・・・いやぁまた顰蹙ものかなぁ、こんな言い方は・・・でもホントーに寂れまくってますよ。
    蔵王が開発されて、エコーライン景気に湧いていた頃には、プール付き温泉ホテルなんかで賑わい、バブルの頃には、別荘地やペンション用地としての販売で賑わったのでありますが・・・良くわかりませんが、私が見る限りでは、この界隈はとても寂れて見えました・・・地元民様、すんません、と。
    で、なんで「じゃっぽの湯」なのかはちょっと分かりませんが、もともとこの場所には、大湯と名号湯という二つの共同浴場が在ったのでござりまする。
    が、2006年に目出たく、どこにでも在る風な、妙に手作り感を強調した今の施設になったようであります。
    駐車場は広く、50台くらいは楽勝で、建物も大きく見えて・・・おおおっ何だか偉そうだな、と、言うのが第一印象でありました。
    しかし、中に入ってみると、ちょっと様子が違うのであります・・・番台を抜けると突然脱衣場で、風呂場で、外見から受ける奥行きは全く無いのであります。 いや、新築なので施設は立派できれいですよ・・・便所なんかウォシュレットですからね・・・紙も沢山有りましよ。
    で、後で分かったのですが、建物の左半分は、何やら催しに使う建物らしく、温泉指導員かなんかが、正しい温泉の浸かり方教室なんかを開催しているのでありました。
    で、風呂場でありますが、まあ、建物同様、何処にでもある何の変哲も無い普通の温泉、普通の共同浴場であります・・・でも、新しいのでキレイですけど。
    風呂場は、洗い場が、4人分くらい・・・これが節水に気を使って、ボタンを押してお湯を出すと自動で止まるのですが、洗面器一杯分にならないうちに止まってしまうのでありまして、もうちょっと出してくれてもなぁ、と思う訳であります・・・洗面器がね、台所のボールなんですよ。
    宮城県の温泉場の共同浴場は山形と比べると押し並べて高目であるなと思うのですが、如何でしょうか? ええっ、300円で文句言うなってぇ?
    さて、湯船は、ちょっとL字型に曲がっていたりして、中々風情は在ります・・・がぁ、外に向かって全面ガラスのサッシなのですが、すぐ目の前に塀が立ちはだかって眺望と言うか展望と言うか、それが無くて、閉塞感を感じるのであります・・・曇天の夕方と言う事も在ったかもしれませぬ。
    立地?地形・・・とにかく、何らかの制約でこのような事になっているとは思うのでありますが、湯船が良いだけに、ちょっと残念でありました。

     さて、泉質は、柔らかいお湯で、無色透明、無味無臭・・・と、私は感じました・・・ガイドブックもその通りでありますね。
    で、湯に浸ると、柔らかいお湯では在るのですが、重いのであります・・・分かるかなぁ、この意味合い、雰囲気が・・・?
    そーですねぇ、何となれば、身体が浮かないのでありますよ・・・なので何となくお湯が重く感じると言えば分かってもらえますでしょうか?
    で、俄温泉評論家としては、これは比重のせいであろうな、と睨んでみた訳であります・・・で、じーっとお湯を睨んでみますと、お湯が、オラぁ炭酸泉だぁと言うので、嗚呼、なる程なぁ・・・炭酸ガスがいっぱい解けているんだべかなぁ、なぁーんて思った次第であります。 まあ、この比重の話はいい加減で根拠は在りませんが、私はお湯に重みの違いを感じておりまして、常々、なしてかなぁ、と思っている訳であります。
    なんだかんだと、言いたい事を好き勝手にほざきましたが、良いお風呂ですよ、温度も高めで。
    で、ここも土日は午後から混み込みで、平日は夕方4時くらいから、地元の人たちが入りに来るようであります。
    しかし、一般300円で町民が250円ですから、毎日どんどん、と言う事では無いと思いますので、平日はいつも空いているようです。
     青根温泉 じゃっぽの湯・・・蘊蓄

     源泉   52度  無色透明 無味無臭・・・ガイドブックでもそのように書いてありました。
     泉質   低張性弱アルカリ性高温泉  PH7.5 弱アルカリ性。
     効能   胃腸病・リュウマチ・神経痛・疣痔・・・など。
     飲用   不可。
     入湯料  300円  駐車場あり お風呂用品の販売は無かったと思うので要持参。


    以上・・・おそまつでした・・・偏見と独断で書いてますから、当てにしなさんなよ。


     
    青根温泉 じゃっぽの湯を携帯で撮った

     この話 完


    まあ、ネタは新鮮ですが信憑性は・・・?


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